
『NFTの教科書』ってどんな本なの?
NFTについてくわしくなりたいです
上記のような質問にお答えします。
本記事の内容
- 『NFTの教科書』のおおまかな内容
- 『NFTの教科書』の感想(学んだこと)
- まとめ



『NFTの教科書』は、聴き放題対象作品なので30間の無料体験サービスで楽しめますよ。ぜひ、この機会にAudible(オーディブル)を試してみましょう。
ちなみに、Audible(オーディブル)には聴き放題のポッドキャストも楽しめます。
NFTやブロックチェーンにかんするポッドキャスト番組も充実してますよ。本ブログでは、Audibleのポッドキャストにかんする内部リンク記事もあるので、興味のある方はどうぞ。





初心者目線だからこそ「NFTに興味はあるけど、なんだかよく分からない」と感じている人の参考になるかと。
この記事を読むことで『NFTの教科書』のおおまかな内容がわかるので、最新テクノロジーのNFTに対するハードルがグッと下がります。
『NFTの教科書』のおおまかな内容
『NFTの教科書』をザックリ言うと…
インターネット以来の「革命」であるNFTの基本的な知識が学べるテキストブック。NFTに興味のある人は迷わず手にとってほしい1冊。



Amazonの商品レビュー
Amazonの商品レビューです。
アート、国内外ゲーム、メタバース、スポーツ、トレーディングカード、ファッション、音楽、テクノロジー、法律、会計。NFT(Non-Fungible Token=ノン・ファンジブル・トークン)の各ジャンルで活躍する28人の執筆者が最前線を解説。NFTに興味をもつすべての方を対象とし、ビジネスや技術といった社会実態から法律・会計・税務上の取扱いなどの制度面に至るまでを幅広くカバーした総合的なテキストブック
企業のレビュー記事は必要最小限の文章で内容を説明しているので、コスパの高い文章です。購入前にパッと目を通しておくことがおすすめ。



目次と執筆者
執筆者はNFTに精通した各ジャンルの専門家28名。いわば、オールスターの執筆陣。そんなNFTエキスパートたちが、初心者でも理解できるようにわかりやすく解説してくれます。
目次にパッと目を通して興味のあるカテゴリがあれば、内容と執筆者をチェックします。全ページを読むのではなく、まずは興味のあるジャンルをつまみ食い的に読むのがおすすめ。わからない専門用語があれば、サクッとググって理解を深めていきましょう。
そうすることで、興味のあるカテゴリの有用情報をキャッチしやすくなります。NFTは現在進行形で急速に発展しているテクノロジーなので、「基礎知識」を軸に「トレンド」を追うことが重要です。
第1章 NFTビジネスの全体像
テーマ・カテゴリ | 執筆者 | 所属 |
【NFTの現状】 | 天羽健介 | 日本暗号資産ビジネス協会 NFT部会長 |
【NFTの概況とマーケットプレイス】 | 中島裕貴 | コインチェック |
【NFT × アート】 | 高長徳 | スマートアプリ |
【NFT × メタバース】 | 福永尚爾 | BeyondConcept |
【NFT × 国内ゲーム】 | 小澤孝太 | CryptoGames |
【NFT × 海外ゲーム】 | セバスチャン・ボルジェ | The Sandbox |
【NFT × スポーツ】 | アレクサンドル・ドレフュス・元木佑輔 | Chiliz |
【NFT × トレーディングカード】 | 奥秋淳 | coinbook |
【NFT × ファッション】 | 平手宏志朗 | Joyfa |
【NFT × 音楽】 | 神名秀紀 | KLEIO |
【NFT × 海外発NFT特化型ブロックチェーン】 | ミカエル・ナイーム・北原健 | Dapper Labs |
【NFT × 日本発NFT特化型ブロックチェーン】 | 吉田世博 | HashPort |
【NFTの技術的課題】 | 善方淳 | コインチェック |



第2章 NFTの法律と会計
テーマ・カテゴリ | 執筆者 | 所属 |
【NFTの法律関係】 | 増田雅史・古市啓 | 森・濱田松本法律事務所 |
【NFTの金融規制】 | 長瀨威志・小牧俊 | アンダーソン・毛利・友常法律事務所 |
【その他の法的諸問題】 | 斎藤創・浅野真平・今成和樹 | 創・佐藤法律事務所 |
【NFTの会計と税務】 | 小笠原啓祐/藤井行紀 | 監査法人トーマツ/デロイト トーマツ税理士法人 |



第3章 NFTの未来
テーマ・カテゴリ | 執筆者 | 所属 |
【NFTと無形資産】 | 神本侑季 | N.Avenue / CoinDesk Japan |
【NFTの市場づくり】 | 関口慶太 | 日本経済新聞社 |
【世界とNFT】 | ヤット・シュウ | Animoca Brands |
【NFTの展望】 | 國光宏尚 | Thirdverse / FiNANCiE |



目次ごとの内容
この項目では『NFTの教科書』の目次ごとの内容をザックリとお伝えします。
本書は3章仕立て
- 第1章 NFTビジネスの全体像
- 第2章 NFTの法律と会計
- 第3章 NFTの未来
本文中には、画像や図表がふんだんに使われているため、なじみの少ないNFT専門用語もイメージしやすいです。各章の概要は以下のとおり。
第1章:NFTビジネスの全体像
ビジネス面や技術面などNFTビジネスの全体像を網羅的にマルっと紹介。本書の約半分以上のボリューム(170ページ/320ページ)です。
「そもそもNFTとは何か」という基本的な問いからスタート。NFTが私たちの生活にどのようにインパクトを与えるか、NFTno何がインターネット以来の「革命」であるか、がイメージできます。
各ジャンルごとに「NFT × アート」というふうにで、NFTを軸に「取引所」「メタバース」「ゲーム」「スポーツ」「音楽」「トレカ」など、具体的な活用分野を個別に取り上げています。
第2章:NFTの法律と会計
日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)NFT部会の専門家(という方たちがいらっしゃるのですね!)が、初心者向けに「NFTの法律と会計」を解説しています。
急速に発展しているNFTは、政策や法律が追いついていない部分もあるようです。
とはいえ、NFTの現状をポジティブにとらえた試論が展開されています。とりえあえず、NFTの法律や会見をイメージするだけでも読む価値あり。
第3章:NFTの未来
1章と2章で整理してきたNFTの「現在地」からNFTの「未来」をリアルに予測します。
NFTという新しいテクノロジーが今後どう進化していくのか、どのような可能性を秘めているのか‥。NFTの専門知識がなくてもワクワクする内容です。確実にいえることは、NFTは「本当に価値のあるもの」を正当に評価するためのツールだということです。
NFTは“目的”ではなく“手段”です。
『NFTの教科書』に「もうけ話」は書かれていません。NFTの現状がフラットな視点で書かれています。まさに教科書的な1冊。本書『NFTの教科書』でNFTの基礎を学び、ジャンルごとに枝葉の知識をひろげていくのが効果的ですね。
『NFTの教科書』の感想(学んだこと)
ここからは、『NFTの教科書』を読んで、NFT初心者の私が学んだことをご紹介します。
NFT初心者であるからこそ、同じく、NFTに興味が出始めたばかりの初心者の方にとって参考になる部分があるかと。
ちょっと話がそれますが、本は最初から最後まで全ページを読む必要はありません。
もっとも重要なのは自分の知りたい知識を吸収すること。読書をするときは、あらかじめ自分がその本を通して何を学びたいのかを考えます。本を読む目的を設定するだけで、読解力がケタ違いにアップします。
NFT初心者の私が『NFTの教科書』を読んで学んだことは大きく分けて7つ。
『NFTの教科書』を読んで学んだこと
- NFTとは
- NFTの市場規模
- NFTのカテゴリ
- NFTとブロックチェーン
- NFTとイーサリアム
- NFTのビジネス
- NFTのマーケットプレイス



NFTとは
結論、NFTとは「世界にひとつだけのデジタル資産」です。
Non-Fungible-Token(ノンファンジブル・トークン)の略。ノンファンジブル・トークンを直訳すると「代替不可能な印」です‥。が、もはや日本語訳では意味不明ですよね。
とりあえず「NFT=世界にひとつだけのデジタル資産」というイメージでオッケーです。2021年、この「世界にひとつだけのデジタル資産」であるNFT作品のオークションが行われ話題になりました。
落札価格は以下の通り。
NFT作品オークション落札価格の一例
- デジタルアート作家の絵画:75億3000万円
- Twitter共同創業者の初ツイート:約3億1600万円
- クリプトパンクスのピクセルアート1枚:8000万円
…なんのこっちゃ!?、ですよね。
なぜ、デジタルデータがこのような高額で取り引きされるのか。
なぜなら、スクショやコピペをしてもオリジナルのデジタルデータは「世界にひとつだけのデジタル資産」として存在し続けるからです。
詳細はあとで説明しますが、NFTには「絶対」に書きかえられないシリアルナンバーが記入されています。



NFTの市場規模
NFTの高額取引が話題となり、NFT市場は急速に世界中へ広がっています。
NFTの市場規模
- 2018年:4,096万ドル
- 2019年:1億4,155万ドル
- 2020年:3億3,803万ドル
右肩上がりの市場。わずか3年間で8倍以上の上昇率です。2021年の高額取引が示すように、NFTの勢いはとまりません。NFTの主なカテゴリは6つ。各カテゴリの取引状況をみてみます。
NFTのカテゴリ
主要カテゴリ | 内容 | 取引回数の概算:2021年1―6月 |
コレクティブル | コレクションなど希少価値のあるNFT | 36万回 |
スポーツ | 選手や試合などに関連したサービス | 30万回 |
アート | アーティストが生み出すデジタルアート作品 | 12万回 |
ゲーム | ブロックチェーンゲーム内で利用できるアイテムなど | 7万回 |
メタバース | デジタル上の仮想世界の土地や建造物 | 4万回 |
その他 | 上記以外の保険やドメインなど | 7万回 |
取引回数は全体で96万回ほどの取引のうち「コレクティブル」と「スポーツ」が70%ほどの大部分を占めています。「アート」は、デジタルアート作家の絵画が75億円で取引されたことにより、かなり話題になりました。
「その他」については、特許や権利証などまだまだ開拓の余地があるといわれています。NFT証書などは「お金もうけ」とは別の次元でどんどん社会にひろがると思います。
ぶっちゃけ、一部のNFTは適正価格を大幅に上回る「バブル」だと言われています。ただ、NFTの「バブル」が仮にはじけたとしても、本当に価値あるNFTは日常生活の中にインフラ的なツールとして残っていくでしょう。
NFTとブロックチェーン
NFTが「世界にひとつだけのデジタル資産」であるためには、ブロックチェーンの技術が必要不可欠です。ちょっとブロックチェーンのしくみを整理します。
ブロックチェーンとは、日本語的にザックリいうと「管理者が存在しない台帳」。
ブロックチェーンは、なぜ「管理者が存在しない状態」で成立するのか。それはブロックチェーンの特長にあります。
ブロックチェーンの特長
- データの改ざんやコピーができない【更新】
- データの価値そのものを移転できる【郵送】
- データを誰でも追跡や閲覧ができる【確認】
この「管理者が存在しない台帳」は、常時ネット上に公開されています。複数の利用者で承認し合い「台帳」の中身が更新、郵送、確認されます。
この相互承認で信用が付加されるシステムを「分散型台帳」といいます。



NFTとイーサリアム
さらに理解を深めていきましょう。
ブロックチェーン上のNFTをスムーズに発行する手段として、イーサリアム(Ethereum)のスマートコントラクトがあります。
…イーサリアム?
…スマートコントラクト?
…はい、ワケわからないですよね。でも、大丈夫です。
この項目ではイーサリアム、スマートコントラクトを簡単&順番に説明していきます。
イーサリアム
NFTを発行・流通するのに世界でもっとも使われているのは、イーサリアム(Ethereum)です。ここでいうイーサリアムとはプラットフォームの名称。
※プラットフォーム:IT分野では特定のソフトウェアを起動させるサービスのこと
イーサリアム内で使用される暗号資産(仮想通貨)をイーサ(単位:ETH)といいます。ちなみに、日本では「プラットフォームのイーサリアム」と「暗号資産(仮想通貨)のイーサ」をどちらも「イーサリアム」と表現する場合が多いようです。
暗号資産(仮想通貨)といえば、ビットコイン(単位;BTC)がもっともメジャーですが、イーサリアムとビットコインには大きなちがいがあります。そのちがいはスマートコントラクトの有無にあります。
スマートコントラクト
スマートコントラクトをひと言でいうと「世界にひとつだけのデジタル資産」にシリアルナンバーを書き込める機能、です。
イーサリアムとビットコインのちがい
- イーサリアム【スマートコントラクト機能あり】:ブロックチェーン上にプログラムを書き込める
- ビットコイン【スマートコントラクト機能なし】:ブロックチェーン上にプログラムを書き込めない
NFTアートが高額で取引されるのも、そのNFT作品がイーサリアムのスマートコントラクトによって「世界にひとつだけのデジタル資産」であることを確実に証明できるからです。
おそるべし、スマートコントラクト。というわけで、NFT発行に至るまでの技術レベルを整理します。
NFT発行を支えるテクノロジー
- インターネットの上に、ブロックチェーンがあって、
- ブロックチェーンの上に、イーサリアムがあって、
- イーサリアム(スマートコントラクト)の中で、NFTが発行!
「世界にひとつだけのデジタル資産」NFTは複数のテクノロジーがかけ合わさることで発行されます。



NFTのビジネス
このようなブロックチェーン技術をベースにして、NFTビジネスは世界中にひろがっています。特に、注目をあびているのがIP(知的財産)ビジネス。
※IP:Intellectual Property(知的財産)
先ほどご説明したようにNFTはイーサリアムのスマートコントラクトによって作品が「唯一無二」であることが証明できるようになりました。
日本は「ポケモン」「遊★戯★王」など、世界トップクラスのIP(知的財産)を所有するコンテンツ大国です。
世界中のNFTビジネスプレイヤーが日本のIP(知的財産)に注目しています。日本のNFTビジネスプレイヤーは、IP(知的財産)を守るためにも、何の価値に対してどんなNFTを設計するのか本質的に考える必要があります。
本書『NFTの教科書』によると、NFTコンテンツの活用には2つの戦略があります。
NFTコンテンツビジネスの戦略【2つ】
- 1つ目:すでにあるデジタルコンテンツにNFT技術を活用させること。
- 2つ目:NFT技術を活用して新しいデジタルコンテンツを創作すること。
1つ目のコンテンツについては、大物アーティストにはかなわないような気がします…。一方、2つ目のコンテンツについては、アイデア次第でNFT初心者や個人クリエイターにも勝算があると思います。
実際、2021年に小学3年生の男の子が夏休みの自由研究で作成したピクセルアート「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」が約80万円の価格で取引されました。
発表当時、小学生がつくったという「希少性」や「ストーリー性」がNFT作品としての「体験的な価値」が認められました。
ピクセルアートという表現方法もNFTアートの文脈やカルチャーを「わかってる」と評価されたのでしょう。いずれにしてもNFTの世界では「本当に価値のあるもの」が残ります。これはリアルの世界でも同じですね。
続いては、そんなNFTの「価値」を適正に評価、売買する場所として、NFTのマーケットプレイスを紹介します。



NFTのマーケットプレイス
最後にNFTのマーケットプレイスを解説します。
マーケットプレイスとは、イメージしやすく超簡単にいうと「メルカリ」のようなもの。アプリ上(マーケットプレイス上)でNFT作品を売ったり買ったりできます。つまり、インターネットのブロックチェーン上でNFTを売りたい人と買いたい人が集まる場所です。
NFTの関連サービスが増えるとともに、NFTを取引きできるマーケットプレイスも急増しました。日本国内でも大手企業が参入しています。
本書『NFTの教科書』では、国内外のNFTマーケットプレイスが全部で9つ紹介されています。この記事ではNFTのマーケットプレイスとして、世界でもっとも利用者の多いOpenSea(オープンシー)を紹介します。
OpenSeaの特長
- 世界最大のNFTマーケットプレイス
- アート、スポーツ、ゲームなどさまざまなジャンル
- ユーザーが自由にNFTを発行できる
- MetaMask(メタマスク)などの対応ウォレットが必要
NFT初心者の私も実際にOpenSeaでアカウントを登録してみました。まだNFTの売買にはいたっていませんが…!
ぶっちゃけ、NFT初心者の人がOpenSeaに登録をして、MetaMaskのウオレットを連携させるだけでもかなり大変だと思います(体験談)
この記事はあくまで『NFTの教科書』の紹介なので、マーケットプレイスの登録方法などの実践的な方法についてふれません。
ひとまず、NFT初心者のマーケットプレイスはOpenSeaから始める、くらいに理解してください。



まとめ
この記事では下記の内容をご紹介しました。
- 『NFTの教科書』のおおまかな内容
- 『NFTの教科書』の感想(学習したこと)
本書『NFTの教科書』を読むことで、話題のNFTの現状や知識を網羅的に理解できます。
テレビやネットニュースなどでは、高額売買されたNFTが注目を浴びています。そうすると、投機的な売買や転売が目的になりがち。もちろん、投機的な利用もひとつの選択肢です。
ただ、あくまでもNFTの本質は「目的ではなく手段」です。NFTを通してどのような「体験価値」が提供できるのかが重要。
とはいえ、私自身NFTをかじり始めた超初心者です。これからは、NFTを実際に保有してその魅力などの情報発信していきたいと思います…!
以上、『NFTの教科書』は、教養として、投資として、ビジネスとして…、どのようなかたちであれ、NFTに興味のある人なら迷わず読んでおきたい1冊ですね。


